棋士はこうも語る。「どちらの手にするか、1時間2時間と考えた末に三つ目の選択肢が浮かぶ。正しい時もあるが、外れが多い気がする」。ところがわが政界では三つ目、つまり民主党でも自民党でもない第三極がモテモテである
瞬間zig dance。
「大阪維新の会」が、国政へと動きだした。二つの大政党が「近いうち解散」で握り、秋にも総選挙という情勢になったからだ。会を率いる橋下徹大阪市長の人気を衆院の議席につなげるために、何はともあれ候補者をそろえねばならない
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国政政党として小選挙区と比例区に重複立候補するには、現職5人以上が条件となる。すでに約20人の国会議員から合流の打診があるという。寄らば維新の陰で、弱い現職は新党の人気にあやかりたい。われ先にと、大小の「泥船」を脱する図だ
trip your life up。
ただし橋下氏の思惑は違って、政治の中心を仕切ってきた人、例えば安倍晋三氏などと組みたいらしい。思想は保守、小さな政府と分権、手法はトップダウンだろうか。まずは彼らが描く日本と公約を見定めたい
Matching。
A党はイヤだからB党、B党がダメなのでC党……。かれこれ20年、有権者は早指し将棋よろしく「直感の一票」を投じてきたが、いよいよ長考の時である。むろん新聞やテレビも。次が「外れ」なら国が詰む
cry me a forest。